私たち人間は、食事や間食などにおいて、多くの物を食べています。一度体内に摂り入れたものはそれぞれの消化器官を通って、必要な栄養素を吸収し、やがて体外へ排出されていくことになっています。
それらの消化器官の中でも多くの老廃物や不要物を便として排出するための準備を行っているのが腸です。

しかし、腸が何らかの原因によって十分に排出を行うことができなければ、老廃物などは腸の中で滞り、便秘になります。
便秘になると腸の中に悪玉菌が繁殖して、腐敗物質を作りだして体中に毒素を撒きます。
この毒素を放っておくと、がんやポリープ、アトピーなどの病気の原因となります。
また、毒素は新陳代謝を悪くしてしまうので、痩せにくい体質になったり、肌のターンオーバーに乱れが出てくるのです。

からだの中の毒素を排出する機能の75%を便が担っているともいわれており、腸内環境を整えることが、健康維持や若さを保つための秘訣なのかもしれません。

解毒の3つの方法


からだに溜まった毒素を排出するためには、次の3つの方法があります。

まず一つ目はやはり食生活の改善でしょう。
近年、私たち日本人の食生活は欧米化され、高脂肪、高カロリー、高たんぱくが指摘されています。
これらの条件が揃った食事は、腸内の悪玉菌を増やして毒素が増える環境を作りだしてしまいます。
そのため、古くから日本人が口にしていた和食を中心としたメニューを取り入れたり、野菜や魚を多く食べるようにすると良いでしょう。

次に挙げるのは運動です。
適切な運動を行うことで、腸の蠕動運動が活性化して腸の活動を改善していくことができます。
負荷の高い運動を行うよりも、ヨガや水泳、ウォーキングなどの有酸素運動が効果的とのことです。

そして最後におすすめしたいのが、十分に水分を摂取することです。
特にミネラルウォーターは、解毒に効果を示すミネラルが豊富に含まれているものもあります。
冷たい水でもある程度の効果を示しますが、白湯の方が腸を温めることができるため、さらに効果が高いようです。

腸解毒を行うメリット


腸は、食べ物の栄養や水分を吸収したり、便を排泄するための役割を担っている器官だと思われがちですが、実は別名「第2の脳」と呼ばれるほどに多くの血管や神経が集中している器官でもあります。
それほど重要な器官である腸の解毒を行いたいと考えている人が最近増えてきているそうです。

腸の解毒を行うには、いくつかの方法がありますが、基本的には腸の中に溜まっている便などの老廃物を取り除くこということです。
これによって腸内にいた悪玉菌も一緒に取り除くことができます。
これと共に善玉菌を増やすことができるのです。

また、解毒の後に善玉菌を作る効果がある商品を多く摂取することで、善玉菌を増やすことも可能になります。
さらには、体内で消化吸収効率がアップしたり、新陳代謝の正常化を図ることも可能になるといわれています。

このように腸解毒で腸の中をリセットすることは、健康面、美容面などに非常に多くのメリットをもたらしてくれるといえるでしょう。

正しい呼吸法で解毒力UPできる

解毒作用を期待するのであれば、正しい呼吸法を身につけるというのはどうでしょうか?

私たち人間が生きていく上で欠かすことができない呼吸。

ご存知のように、二酸化炭素を吐き出して、酸素を取り入れるという行為のことです。

通常は浅い呼吸を行っていますが、意識して呼吸することで、からだの解毒力をUPすることができるのです。ポイントとなるのは、全身の力を抜いて、鼻からゆっくりと息を吸い込み、息を吐ききるように口から出すことです。

腹式呼吸を取り入れた深呼吸を行うことで、より多くの酸素を取り込むことができます。腹式呼吸が難しい場合には、横になって深呼吸をすることで横隔膜を動かしやすくなり、スムーズに腹式呼吸ができるようになります。

取り込まれた酸素は、血液と一緒に身体の細胞に運ばれて新陳代謝を促進したり、血液循環を活性化して、遅滞していた血液やリンパ液の流れをスムーズにして、老廃物や毒素を排出する力を促進するのです。

健康な腸と不健康な腸を大腸カメラで見ると?

最近、腸内環境を整えることが健康や美容を保つための秘訣といわれることが増えてきました。
では、健康な腸と不健康な腸を大腸カメラで見た時、どのような違いがあるのでしょうか?

腸の内部は、大腸カメラで見ると、見た目は表面がツルツルとしているように見えますが、表面に絨毛と呼ばれる絨毯を敷き詰めたような状態になっています。
さらに腸粘膜によって適度な湿り気があり、ぬめりがある状態です。
これらが整い、ピンク色をしていれば健康な腸であるといえるでしょう。

一方、不健康な腸は、表面に出血の跡や脂のようなものが見えたり、腸の内側が浮腫んで狭くなってしまっていることがあります。
粘膜はただれたり、潰瘍が見られる、腫瘍ができているなどの状態だけでなく、血流が悪くなっていることから、壁面が赤黒い状態になっていることもあります。
不健康な腸は、便通に異常をきたすだけでなく、悪玉菌を増やすことによって毒素を発生させて、あらゆる不調の原因となることが考えられます。