心の風邪として、誰にでも発症する可能性があるうつ病の患者数は年々増加傾向にあり、平成23年の調査では日本国内に320万人だといいます。
うつ病に関しては、さまざまな治療方法が研究されていますが、最近注目されているのが腸内細菌と脳の相互作用を治療に反映させるサイコバイオティクスです。

 

うつの原因として、脳内の神経伝達物質のひとつであるセロトニンの不足があります。
セロトニンは喜びや快楽を感じる物質であり、これが不足したことによってうつ病を発症するといわれています。
このセロトニンは腸内環境が整っている状態であれば問題ありませんが、腸内環境が悪化すると、セロトニンの分泌不足が引き起こされてしまうのです。

 

また、ストレスを感じる際にはカテコラミンという神経伝達物質が大腸菌の増殖を促進して病原性を高めることも分かっています。
実際、うつ病を発症している人と健康な人の腸内細菌を比較すると、うつ病の人は悪玉菌が優勢になっていることがほどんどだとか。
腸内環境を整えることと鬱の相乗緩和は深く関係しているといえるでしょう。