慢性的な胃腸のトラブルには、漢方による治療が効果的です。

漢方薬といえば、効き目が穏やかというイメージが強く、即効性が期待できないと思われがちですが、自分に合った漢方薬をきちんと選ぶことができれば直ぐに効果を得ることができます。

漢方では症状の原因を「気・血・水」という3つの因子からと考えていきます。
気は生命活動を維持する為のエネルギーのこと、血は血液と血液の動きのこと、水は血液意外の体液とその働きのことです。
健康な状態であれば、十分な量の「気・血・水」が滞らず、体の中を巡っています。

しかし胃腸のトラブルを起こすと、この3つのバランスが乱れてしまいます。
水の流れが滞る水毒は胃もたれ、血のめぐりが悪い瘀決は便秘、気が不足すると胃腸が弱り、気が滞ると月賦やガスが溜まりやすくなります。

漢方外来では、医師が五感で患者についての情報を集め、体力や体質、心身の状態を総合的に判断した「証」と呼ばれるタイプを決定します。
そして「気・血・水」のどこに問題があるかを見極めていくのです。
同じ症状でもその人の「証」に応じた漢方薬が処方され、症状を改善させるとともに、体質改善も目指していきます。

胃腸に効く足裏のツボ

足の裏にはたくさんのツボがあります。
足裏を刺激すると、体のどの部分が不調なのかが分かるだけでなく、その部分を押すことでその不調を軽減させることができます。

胃腸の不調に効果的なツボは、足の親指の下の膨らんだところの下あたりから、土踏まずの上あたりにかけての部分です。
この部分を刺激することで、暴飲暴食による胃の疲れや食欲不振、ストレスによる胃痛などが軽減します。
また、老廃物を排出する効果も期待できますので、便秘の方は是非この部分を揉みほぐしてください。
腸が活発に動き出し、人によっては翌朝には効果が現れることもあります。

やり方は、この部分を指の腹でぐっと押し、10秒間キープ、そしてゆっくりと離します。
これを両足10回ずつ行いましょう。

強く押せばいいというものではありません。
痛気持ちいいと感じる程度の力加減で行ってください。
いつ行ってもいいですが、血液の循環が良い時に行うと、より効果が得やすくなりますので、お風呂上がりがベストタイミングです。