防風聖散は、便秘を改善するための成分を含んだ漢方薬です。
防風聖散に含まれているのは、防風、麻黄、大黄、レンギョウ、キキョウ、シャクヤク、ハッカ、ビャクツジュツ、ビャッコなど18種類の生薬です。
特に腹部に脂肪が多い人に効果を示すというものです。

これは、新陳代謝を促して脂肪を燃やしやすいからだへと導いてくれるので、メタボリックシンドロームの改善やダイエット効果があるといわれることもあるほか、便秘の改善効果があるとされています。
また、血行不良やむくみ、冷え性などにも効果を示すため、腸のはたらきを改善して便秘に効果を示すのです。

しかし、漢方薬の使用は西洋医学の処方薬と異なり、比較的副作用が少なく症状改善に時間を要すことも少なくありません。
そのため、毎日同じように継続して服薬を続けることが大切なのです。
尚、防風聖散の場合、個人差はありますが、約8時間後に便意を感じたり、1週間後に血行促進が見られるといわれています。

便秘薬の危険性

多くの人が悩んでいる便秘。
それを改善したくて、便秘薬を使う人もいますが、薬で無理やり便をたすことは体にとって大きな負担になります。

 

食事を摂ると、食べ物は胃に入ってぜん動運動をします。
ぜん動運動というみみずのような動きをしながら、内容物を腸へ送りだすのです。
これが直腸まで到達すると、脳がこの信号をキャッチし、便意を感じるのです。

 

しかし、便秘薬で感じる便意は、自然な便意ではなく、薬による腸の激しい収縮によるしぶり感なのです。
これが連日続くと、腸から脳への信号がうまく送れなくなり、自然な排便が出来なくなる便意の消失が起こってしまうのです。
便意を感じなくなると、直腸まで便が到達しているのにもかかわらず、排便の信号が出ないので、そこから先に便が流れ込めなくなります。
どんどん便が溜まり、お腹が張って苦しくなったり、胸やけがする流動性食道炎の症状も現れます。

 

また、便秘薬によって出る便はたいてい下痢便です。
体の中から水分が失われる為、脱水症状を起こしやすくなります。

下剤依存症のケア

便秘を解消させるために下剤を服用する人も多いと思いますが、下剤を長期に渡って服用すると、下剤依存症になる可能性が高くなります。

 

本来、腸に便が送り出されると、その信号を脳がキャッチします。
これが便意です。
しかし、下剤を使い続けると、便意を感じなくなり、自力で排便が出来なくなってしまうのです。
結局、連日下剤に頼ることになり下剤依存症へとなってしまいます。

 

下剤依存症から抜け出すためには、毎日のケアが必要です。

 

まずは食事です。
快便素材を積極的に摂取する食習慣を身につけましょう。
腸内環境を整える食物繊維や乳酸菌、善玉菌を増やすオリゴ糖、自然の便秘薬とも言われるオリーブオイルなど意識して取り入れてください。
水分補給もお忘れなく。

 

次に運動です。
運動することは腸に刺激を与えることになりますので、便秘解消に大変効果があります。
ウォーキングであれば1日30分位を目安に行ってください。
また腹筋運動も有効です。
腹圧をかけることで腸が刺激され、排便が促進されるのです。
女性は男性より筋肉量が少ないですので、日ごろから鍛えておくとよいでしょう。

 

そして1日2~3回シャワートイレを使ってみましょう。
肛門が刺激されますので、便意を促す作用が期待できます。

市販薬の便秘薬

・スルーラックS
エスエス製薬

・コーラック
大正製薬

・ビオフェルミン便秘薬
ビオフェルミン製薬