便が極端にクサイということは?

便はクサイものだから、臭いを気にしなくていいと思っていませんか?

実は、私たちの便の臭いは健康状態を知るためのバロメーターとなるのです。
便には食べ物のカスと水分、食物繊維、腸内細菌が含まれています。
つまり、含まれているものの割合によって臭いが変わってくるのです。特に腸内で悪玉菌が増加すると、腐敗物質を発生させるため、便が極端に臭くなります。
腐敗物質には便秘や下痢、肌荒れや老化に影響を与えるものや、場合によってはがんの発生リスクを高めるものなど、深刻な害を及ぼすものもあることが分かっています。

反対に、腸内において、善玉菌が増えてくれば、便の腸内細菌に善玉菌が多く含まれるようになって、腐敗したような悪臭から発酵性の臭いへと変化していくため、極端に便がクサイという現象はなくなっていきます。
また、極端にクサイ便が続くようであれば、食生活を見直したりストレス発散を心掛けて、善玉菌優勢の腸内環境をつくることを意識しましょう。

便秘と大腸がんの関係

多くの女性が便秘で苦しんでいるといいますが、そのデータに比例して、大腸がんは女性にとって死亡率1位という報告があります。
その一方で、便秘と大腸がんの因果関係はないという説もあります。
事実、関係性は化学的、医学的には解明さていません。
しかし、大腸がんの主な初期症状は、便秘、便が細い、おなかの張りを感じる、腹痛があるなど、日頃から便秘症状に悩んでいる人と似ているのです。
そのため、その発症になかなか気づくことができず、進行してしまう可能性が高いということはいえるでしょう。

また、厚生労働省の調査において、便通回数が1日1回の人に比べて1回未満の人の方が大腸がんの発症リスクが1.35倍という報告もされています。
大腸の中に長期間便を溜めてしまうことで有毒ガスが発生し、腸壁から吸収されて不調をもたらしたり、発がん性物質を発生するリスクが高まるという説もあります。
いずれにしても、便秘はからだにとって悪影響を与えることは間違いありません。

腸の腐敗とリウマチの関係

リウマチは、自己免疫疾患のひとつで、本来からだを守るための防御を行うはずの免疫システムが何らかのエラーを起こして自分自身を攻撃してしまうことで炎症を引き起こす病気です。
現代医学においては、原因不明の難病とされています。

そんなリウマチと腸との関係が指摘されるようになりました。
それは、私たちの腸が水分や栄養素を吸収するだけではなく、腸内細菌や酵素などの力によって免疫や代謝を行う器官であることが分かってきたからです。
腸は腸管粘膜免疫と呼ばれる免疫システムの役割を持っています。
この役割を果たすためには、腸内を健康な状態に保たなければいけません。
しかし腸内で悪玉菌が排泄物の腐敗を進めて有害物質をつくると、腸管粘膜免疫を低下させてしまいます。

リウマチの罹患者には悪玉菌の一種である大腸菌O-14と共通の抗原を持つことや、抗体による過剰な反応が起こり、リウマチの発病に関わるのではないかという説も発表されており、腸とリウマチの関係が治療方法への糸口として期待されています。